万ねん少佐の配当日記

投資、節約、ほどほどな生業でセミリタイアをめざすサラリーマンの悪あがき

株価はどこまで下がるのか?リーマンショックを振り返ってみる。

諸君!株価が下がって夜も眠れないという諸君!どこまで下がるのか?先のことは誰もわからない。

しかし、過去の事象を分析して将来起こりうることに備えることはできる。今回は100年に一度の金融危機と言われるリーマンショックを振り返ってみる。

リーマンショックとは、アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻からはじまった金融危機だ。難しい分析は、アナリストや学者先生に任せて、株価の推移を追ってみたい。

下はNYダウのリーマンショック前後の推移だ。(日足、終値ベース)

f:id:permanentmajor:20181228231559j:plain2008年 9月15日:10917.5,リーマン・ブラザーズ破綻

2008年10月10日:8451.19,一挙に23%近く下げる。

2008年10月27日:8175.77,10月の最安値。

2008年11月20日:7552.29,2008年の最安値。

2009年 3月10日:6547.05,リーマンショック後の最安値。40%下げる。

2009年12月31日:10428,ほぼリーマンショック前の水準に戻る。

1カ月で23%と一気に下げて、半年で40%下った。その後1年程度で暴落前の水準に戻る。100年に一度といわれる暴落でも、2年以内に回復している。であれば、あまりに悲観的になる必要はないではないか?

しかし、もし戻らなかった場合はどのように対処すればよいのか?

配当があてにできるなら、ほったらかしでもよい。

下の表は、1株1,000円、年間配当額が50円(配当利回り5%)の株が40%下がった場合の含み損を配当で補填するのに要する期間だ。1,000円の株が40%下がれば、400円の含み損ができる。

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株価の含み損を配当で相殺するのに要する期間

8年ほったらかせば、含み損は配当で相殺される。手数料、税金は考慮していないが、株を持ち続ければ元本割れのリスクは避けられることは確かだ。

また、株価が下落すれば配当利回りが高くなり買い増しのチャンスだ!配当利回り5%の株が40%値下がりすれば、配当利回りは8.33%にもなる。ただし、前提は減配しなければの話だ。減配リスクは配当投資の最大の敵だ!

過去の実績から見て、実際には株価も回復するだろうから、定期預金よりは遥かにマシだ。株式投資にはリスクに見合ったチャンスがある!

以上。投資は自己判断で。検討を祈る。つづく。