諸君!高配当の株は、権利落ち後値が下がるといわれているがJ-REITではどうだろうか?高配当の株は、権利確定月の直前は、配当狙いの投資家の買いが入るため株価があがる。その反動で、権利落ち直後は値が下がるといわれる。なのでこの時期は安く仕込むチャンスか?
これが、J-REITでもあてはまるか検証してみた。
対象は、1月、7月権利確定銘柄11銘柄([3234]、[ 3269]、[3282]、[3292]、[3455]、[ 3459]、[3463]、 [3468]、[3471]、[8957]、[ 8967] ) *株式分割等で株価が変わったものを除いてある。
もし、権利落ち後に値が下がるのなら1月、7月末は取引価格が下がっているはずだ。
上記の1月、7月権利確定銘柄11銘柄の平均と東証REIT指数連動型ETF[1343]及び日経平均を比較した。
2018年の推移を比較したところ、仮説は微妙に正しいという結果になった。
1月、7月権利確定銘柄は、確かに1月末、7月末に取引価格が下がっている。しかし、REIT指数、日経平均につられて下がっているようにも見える。
だが、権利確定直前に買った場合、配当以上に値を下げるリスクがある。
よって、日経平均の下落につられて下がっているときに徐々に買い、権利確定日の直前は様子見がよいのではないか?
また、このグラフの比較から、JREITは日経平均ほど変動幅が大きくなので、ゆったり配当狙いの投資に向いてそうだ。
なお、今回の検証は、2018年だけに限ったものであり、また個別銘柄に関しては違った傾向を示すかもしれない。他の事象も勘案し、投資判断は慎重にしたほうがよい。
以上。投資判断は自己責任で。つづく。