万ねん少佐の配当日記

投資、節約、ほどほどな生業でセミリタイアをめざすサラリーマンの悪あがき

【雑談】うつまっしぐら②~うつは心の風邪じゃないといえるたった一つの理由!!

諸君!うつは心の風邪という例えがあるがそれは、嘘だ!

理由は、風邪は寝てれば治るが、うつはほっておいたら治らないから。

投資の話からは脱線するが、うつは私がセミリタイアを目指すきっかけであり、源流でもあるので、またちょっと書いてみたい。

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permanentmajor.hatenablog.com

 

うつはうつだし、百人百様のうつがある。

うつを心の風邪というのは誰でもかかる可能性がある、ということを言いたいのであろう。

だが、うつが風邪と違うのは、休むだけでは治らない。リハビリが必要だ。

 

ちょうどアベノミクスが始まるころだった、私がうつで入院したのは。理由は、過労だ。1日20時間も働けば、どんなポジティブでこだわらない性格であろうと病気になる。

入院したころは、ただ疲れ果てて何もしたくない。喜怒哀楽の感情をもつのも疲れる。

しばらくすると、海の底にいるような出口のないトンネルに入ったような絶望感を感じた。もう何もしたくない。

そして、その絶望感とは裏腹に、治療が始まった。

入院当初は寝ているだけだったが、しばらくして、絵を描いたり、料理をしたりというプログラムが用意されていた。私は最初、こんなばかばかしいことやってられるか、と思っていた。

しかし、このプログラムをやることで思考力が回復し、やがて感情も蘇ってきた。

うつは、思考力や感情など脳の機能が低下する病気だ。骨折と同じで足の骨が折れたら歩けなくなるのと同じだ。まずはギブスで固定して養生し、少しずつ歩くリハビリをする。

強いて例えるなら、うつは心の骨折だと思う。

最初はまず休養を取るのが一番だが、回復してきたら料理や絵を描くことは、無理なく思考力を再生するリハビリになる。

だが、仕事をしないで絵を描いたり、料理をしたりしていたら、同僚が見たら遊んでいるように見えるだろう。

これは、仕方ない。うつはなってみないとわからない病気だ。いや、自分自身うつになっても自分を完全には理解できない。

だから、入院してしまうのが手っ取り早いと思う。入院していたら、外界の雑音から断絶される。入院したことで偏見をもつ人はいるだろうが、そういう輩とは距離をおいたほうがよい。いずれは離れていく人間だ。

あれから、5年以上たった。いつのまにか穏やかな海にいるような、トンネルをぬけたような日々が来た。

 

以上。つづく。