諸君、12月も後半、情勢判断だよ。
1.市況
1)日経平均
・現在値:23,816.63円(12月20日(金)終値)
・移動平均線
向き:5日線 やや下向き↘ 25日線 やや上向き↗ 75日線 上向き↗
順番:5日線>25日線>75日線
現在値の位置:5日線の下。
ゴールデンクロス:5日線→25日線(10月15日)
移動平均線からはやや強気。
・ローソク足
直近7本の陰陽:陰線6本、陽線1本
10月4日から数えて、陽線新値11本目
ローソク足からは、やや弱気。
・節目:
下値:23,473円(25日線)、23,000円・22,000円・21,000円(心理的節目)
上値:24,448.07(2018年最高値、10月2日)
・日経平均の状態:勢いはやや弱気、トレンドは上昇、上昇の余地はある。
理由:24,000円の大台に乗ったたものの、直近の陰線が増えているため勢いはやや弱気。トレンドは移動平均線の向きから上昇と判断。上昇の余地はまだ最高値更新に至ってないためあると判断した。
・日経平均の展望:
日経平均は、24,000円の心理的節目を超え、上昇トレンド継続中と判断。しかし、直近下がってきており、次はどこで折り返すかがカギ。まずは25日線で折り返すか否か。25日線で折り返し再び24,000円台に戻り、24,448.07(2018年最高値、10月2日)の壁を超えるのでであれば更なる上昇が見えてくる。超えられないのであれば、下がる展開を考える。25日線が下向き、下降トレンドになれば、今後の上昇は当面期待できない。
2)NYダウ
・現在値: 28,455.09US$(12月20日(金)終値)
・移動平均線
向き:5日線 上向き↗ 25日線 上向き↗ 75日線 上向き↗
順番:5日線>25日線>75日線
現在値の位置:5日線の上。
移動平均線からは、強気。
・ローソク足:
直近7本の陰陽:陰線2本、陽線5本
10月3日から数えて陽線新値19本目
ローソク足からは、強気。
・節目:
下値:28,000US$、28,000US$(25日線・心理的節目)、27,331US$(75日線)、27,000US$・26,000US$(心理的節目)、24,819US$(6月3日直近安値)
上値:28,500US$(心理的節目)
・NYダウの状態:勢いは、強気。トレンドは、上昇、上昇の余地、不明。
理由:勢いは、移動平均線の向き、陽線の数から強気。トレンドは移動平均線の向きから、上昇。上昇の余地は最高値を更新し、どこまで上がるか不明。
・NYダウの展望:NYダウは史上最高値を更新し、まだ28,000US$台にとどまっている。そろそろ、勢いが弱ってもよさそうだが、陰線の数に注目したい。上がるのならば下がっても、25日線付近で盛り返し28,000US$をキープし28,500US$を超える。下がるのなら、5日線は下向き25日線とデッドクロス、27,000US$、26,500US$、25,500US$、24,819US$(6月3日直近安値)を下回り下降トレンドとなる。
3)為替(US$/¥): 109.44 円(12月14日(土)0700)
・移動平均線
向き:5日 やや下向き↘ 25日 やや上向き↗ 75日 やや上向き↗
順番:25日>5日>75日
現在値の位置:25日線と重なる。
移動平均線からは、やや強気。
・ローソク足:直近7本の陰陽:陰線2本、陽線5本
ローソク足からは、強気。
・節目:下値:109.0円(心理的節目)、109円(25日線・心理的節目)、108.3円(75日線)
上値:110円(心理的節目)
・為替の状態:勢いは強気、トレンドは、横ばい~上昇。上昇の余地は、ある。
理由:勢いは陽線の数の増加から強気とした。トレンドは75日移動平均線が緩やかに上昇しているが、5日、25日線が交差を繰り返しており横ばい~上昇とした。上昇の余地は、まだ最高値に届いてないためあると判断。
・為替の展望:109円台に再度乗った。上昇トレンドに入るならば下がっても25日線を下回らないで、110円台に乗ること。下がるのであれば、25日線は下向き、75日線を下回り節目を割り込む。
4)総合判定:市況は、強気。
・理由:日経平均、NYダウ、為替総じて上昇トレンドだが、日経平均の勢いが下がってきた。
・今後の展望:直近勢いがついたが、さらに上昇するのか、調整が入るのか、確信がもてる兆候がない。必ずいつかは調整が入るので、本格的な下げになるのか、単なる押し目になるのかこの1カ月ほど静観したい。
2.重要な判断事項と判断材料
1)ドル買いのタイミング:109円を切ったとき。
2)米国市場の上昇:28,500US$を超えるか?
3)日本株の上昇:25日線を下回らないか?
3.監視銘柄の状況(特出するもの)
1)上場高配当低ボラティリティ[1399]:下がったら買いか?
2)いちごホテルリート投資法人 [3463]:利回り5.9%、買い時か?
3)エネクス・インフラ投資法人[9286]:利回り7%、買い時か?
3.保有銘柄の状況(特出するもの)
1)日本たばこ[2914]配当利回り6%以上、しかし含み損増大。
2)日産自動車[7201]そろそろ損切り。
3)上場高配当低ボラティリティ(βヘッジ)[1490]:下がったら買いか?
なお、この判断はあくまで私見であるので、諸君は自分の判断で投資をしてもらいたい。以上。つづく。