大学で何を勉強したかは、社会に出るとあまり問われることはないんだな。
地方の事業所に飛ばされて1週間ほどが経ち、早速商談があった。
取引先に挨拶してみると、以前私が出向した会社で一緒に働いた人がいて、その人は同じ大学の出身。
旧知の間柄、出身校も同じで話も弾む。楽勝な科目や代返の仕方などアカデミックとは程等いもの。そして普段スポーツを見ない私ではあるが、大学野球やラグビー、駅伝など相づちを打っているだけで勝手に話が盛り上がる。
ひと通り雑談をしたあと、即決で契約書にサインを頂いてしまった。
そんな会話で商談がまとまってしまうので勉強なんて意味がないと思ってしまうじゃん?
もちろん、学んだことは見えないところで役には立っていると思うが、見えるところでは役に立ってないのね。事業所の人は、私の卒論のテーマなど誰も興味がない。
これでいいのか悪いのかは置いておいて、世間では受験勉強頑張っている人は多いのに、勉強にそんなに興味があるわけでもない人が多いのよ。
以上、つづく。