諸君、今年2回目の、情勢判断。
〈2024年1月22日(月)~1月26日(金)〉
1.現在値:35,751.07円(1月26日(金)終値)
2.概況:
10月30日(月)ザラ場最安値30,538.29円から11月20日(月)にザラ場33,853.46円まで一旦上昇、その後12月8日(金)陰線を伴いザラ場32,205.38円まで下がるが75日線を下支えとして反発し再度上昇、12月21日(木)5日線が25日線とゴールデンクロス、その後5日線に沿って株価は上昇、1月15日(月)にザラ場36,008.23円と36,000円の大台に乗った。今週は1月19日(月)初値36、294.1円で寄り付き1月23日(火)にザラ場36,984.51円と37,000円代に迫るバブル後最高値を記録するも4日連続で陰線を伴い下落し35,000円代の後半で落ち着いた。
3.トレンド:上昇↗
75日線が上向いており、終値ベースで10月4日(水)、10月30日(月)と直近下値切り上げ、10月12日(木)、11月24日(金)、1月17日(水)と直近高値を更新しているため。
4.相場の強弱
1)判定:やや強気
2)理由:移動平均線から、12月21日(木)に5日線→25日線のゴールデンクロス以降5日線>25日線>75日線の順で推移している。先週は移動平均線の傾きは全て上向きで推移しており強気と判断していたが、5日の傾きが下向きになったため移動平均線からはやや強気。
ローソク足から、12月8日(金)から数え1月17日(木)陽線新値8本目であることは強気要因。一方、1月23日(火)は最高値を記録するも上髭陰線となり4日連続で陰線新値を更新し5日線を下回ったことは弱気要因であるが陰転したとまでは言えない。
陽線新値:12月8日(金)を起点として1本目(12月11日)、2本目(12月19日)、3本目(12月20日)、4本目(1月9日)、5本目(1月10日)、6本目(1月11日)、7本目(1月15日)
陰線新値:1月22日(月)を起点として1本目(1月23日)、2本目(1月23日)、3本目(1月24日)、4本目(1月25日)
3)確信度★★★★☆
移動平均線の向き順番は最も強気、ローソク足は陽線新値の更新するも、直近の5日線の下向き陰線新値の出現からやや強気と判定した。
5.節目
1)上値:36,000円(心理的節目)、36,500円(心理的節目)37,000円(心理的節目)、36,255円(5日線)
2)下値:35,500円(心理的節目)、35,000円(心理的節目)、34,626円(25日線)、33,138円(75日線)
6.展望
1)上がるシナリオ
陽線が出現し、株価は終値ベースで5日線及び心理的節目36,000円を超え、更に37,000円を超えてくる。下がっても心理的節目35,500円あるいは25日線で下げ止まり安値を切り上げ36,500円を超えていき陽線新値10本を目途に上昇
2)下がるシナリオ
株価は36,000円代を超えることなく陰線新値は5本を更新し25日線を下回る。5日線は下向き↘が続き25日線とデットクロス。
7.判定:見送り
1)確信度★☆☆☆☆
上昇トレンドではあるが、直近陰線新値を更新しており、この下落が押し目なのか下落の兆候なのか判断できないため。
2)注意すべき兆候
・陰線新値の更新(陽線新値5本目)
・終値ベースで心理的節目36,000円を超えるか否か
・心理的節目35,500円で下げ止まるか
・5日線を上回り値が戻るか否か。
3)建て方の方針:なし
4)予想と反した場合の対処:なし
なお、この判断はあくまで私見であるので、諸君は自分の判断で投資をしてもらいたい。以上。つづく。