万ねん少佐の配当日記

投資、節約、ほどほどな生業でセミリタイアをめざすサラリーマンの悪あがき

【雑談】日本人は農耕民族、欧米人は狩猟民族はウソである3つの理由

諸君!よくいわれているが、日本人は農耕民族、欧米人は狩猟民族、これは、本当なのだろうか?このくくりは、的を得ていない。その理由は3つだ。

◎理由その1:欧米の方が農耕の歴史が長い。日本がまだ縄文時代で狩猟が盛んだったころ、地中海地方では既に農耕をしていた痕跡がある。だから、欧米の方が農耕の歴史が長い。

◎理由その2:欧米の方が農業が盛ん:オランダやフランスは農業国として有名だ。カナダやアメリアは大豆を日本に輸出しているぐらいだ。また、明治時代においても日本は札幌農学校を設立し、アメリカからクラーク博士を招聘していたくらいだから、欧米の方が技術的にも高かったのではないか?

◎理由その3:意外に日本人は狩猟的:古来日本人はナウマン象を狩りしたり、将軍様は鷹狩りをしたり、21世紀になっても捕鯨にこだわる日本人は狩猟民族ともいえないか?(注:私は捕鯨を否定も肯定もするわけではない。念のため)。

狩猟民族、農耕民族というくくりは、あまり意味がない。なぜなら、全ての民族が狩猟から農耕に発展している。現在も続く狩猟民族は、ジャングルの奥地にいる少数民族ぐらいだ。

なんとなく農耕民族、狩猟民族とか言うともっともらしく聞こえるのは、日本人は米が主食、欧米人は肉をたくさん食べるというだけではないか?

むしろ、日本と欧米の民族性の違いは、稲作文化と放牧文化の違いではないか。日本は稲作を主体として文化が発展した。稲作は集団作業が主体となる。欧米では、放牧が古くからおこなわれていた。これは、個人の臨機応変な判断が必要だった。

 

以上、役に立たない民族論である。これを、会社の宴会や合コンで披露したら、引かれることうけあいだ。上司から屁理屈野郎と思われ、女子からは煙たがられる。

だが、投資の世界は常識を疑ってみるのが、常識だ。なにごとも鵜呑みにせず、自分の判断力を身に着けよう!

つづく。