諸君!相場には、相場がないということだ。
初売りで買い物に出かけたら、スーツ一着5千円という看板があった。これは、安いと思ってよく見たら、クリーニングデラックス仕上げと書いてあった。これは、高い!!
高いか、安いか判断できるのは、相場があるからだ。量販店ではスーツ一着が2~3万ぐらいではないか。クリーニングなら、スーツ一着に千円もだせば、ほどほどに仕上がってくる。
相場の世界では、どうだろうか?
よく割安・割高の判断で使われるPBR…(株価純資産倍率)というのがある。(株価)÷(1株当たりの資産)で算出される。これが、1以上だと割高とか、1以下だと割安とかいうが、その通りにもいかない。
世間一般からすれば、トヨタが優良企業であることはまちがいない。会社の社会的な信用や価値が毎日、上がったり、下がったりするものではなさそうだが、株価は10%も20%も平気で変動する。業績が上がっていても、何故か株価が下がることもある。
結局のところ、株価は、需要と供給で決まる。買いたい人が、売りたい人より多ければ株価はあがる。人の気持ちはで株価は上下する。そして、生活必需品でもないので適正価格があるようでない。
だから、当たらずしも遠からずの判断で買ってみて、修正するしかない。正解は出せないが、妥当な判断というのはある。反省と修正を繰り返していけばできるようになるはずだ。そのために、PDCAサイクルを回す。
以上。つづく。